子どもの目から輝きを奪わないために


子どもの目って輝いていますよね。
そして、段々と輝きがなくなっていきます、日本の場合。
なぜだろう?

 

輝く目

 

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子どもは内側に宇宙を抱いている

『子どもの宇宙』っていう河合隼雄さんの本を読んでみました。
最初から凄いことが書いてあります。ちょっと長いけど引用。

ひとりひとりの子どもの中に宇宙があることを、誰もが知っているだろうか。それは無限の広がりと深さを持って存在している。大人たちは、子どもの姿の小ささに惑わされて、ついその広大な宇宙の存在を忘れてしまう。大人たちは小さい子どもを早く大きくしようと焦るあまり、子どもたちのなかにある広大な宇宙を歪曲してしまったり、回復困難なほどに破壊したりする。

子どもの宇宙 河合隼雄 著

ぼくたちは、子どもだったことがあります。
だから、内側に宇宙を抱いていました。

赤ちゃんは宇宙と繋がった存在です。
赤ちゃんと世界を隔てる壁がまだなく、一体の状態。
そして、赤ちゃんからはエネルギーが溢れ出てます。
宇宙とエネルギーの交流をしています。
そのエネルギーに触れると、ぼくは癒されます。

赤ちゃんは成長し、宇宙を探索し始めると、
いろいろな発見をし、感じ、味わっていきます。
まだまだ不思議がいっぱいつまった宇宙。

子どもの宇宙への探索は、おのずから自己の世界への探索につながってくるのである。

子どもの宇宙 河合隼雄 著

大人になることが宇宙を忘れることだとしたら、宇宙を忘れたぼくたちの目は輝きを失っている。
大人になっても輝く目を持つ人は、内側に宇宙を抱いているのだろう。

 

 

宇宙ってなんだろう?

内側に広がる広大な宇宙ってなんでしょうか?

ぼくは、『不思議に思う氣持ち』だと思います。

生きている不思議、死んでいく不思議。
今みている星の光の先に、もう、その星は存在していないかもしれない不思議。
誰かにとって特別な日でも、外の世界は同じように過ぎ去っていく不思議。
昨日と同じように見える今日が、実は同じではない不思議。

いろんな不思議に囲まれている、ぼくという存在の不思議。

子どもの不思議に思う氣持ちを大切に見守り、そっと守っていてあげるのが大人の役割です。
子どもが宇宙を十分に感じられたら、その後に続く人生の基盤がしっかりします。

やがて、子どもはイニシエーションを経験して大人になっていきます。

ぼくたちも、もう一度、自分のなかの宇宙を思い出すことはできるのでしょうか?

 

今、ここにある

大人は目先の現実、つまり、月給がどのくらいか、とか、どうしたら地位があがるか、とかに心を奪われるので、自分のなかの宇宙のことなど忘れてしまうのである。そして、その存在に気づくことには、あんがい恐怖や不安がつきまとったりもするようである。

子どもの宇宙 河合隼雄 著

『今、ここにあること』が自分のなかの宇宙を思い出す方法です。
今、ここにあるとは、今というリアリティにしっかりと触れているということ。
そうすると、目先の現実にかき乱されることがなくなります。
今、ここにあると、心のなかの恐怖や不安という感情と向かい合って、受け入れることになります。
今、ここにあると、不思議に感動する心を取り戻せます。
ふだん見慣れている道が、まるで初めて通る道かのように新鮮になり、
美しさに囲まれていることに氣づきます。

子どもの宇宙を大切にすることは、自分のなかの宇宙を大切にすることです。
同じ地平に立って、見つめることを大切にしましょう。

 

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2017-01-13 | Posted in 子どものこと, No Comments » 

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