生きるとは、自分の物語をつくること


河合隼雄さんと小川洋子さんが対談された本、

「生きるとは、自分の物語をつくること」

を読みました。

物語に託せば、言葉にできない混沌を言葉にする、という不条理が可能になる。
生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに他ならない。

『生きるとは、自分の物語をつくること』より

河合さんの語り口は、文字で追っていてもどこか信頼できる感じが伝わってきます。

この本で、こんなことを感じました。

言葉、言語にできない心の奥の意識や感情を物語として表現する。
そこで語られる話は、非現実的で非論理的かもしれない。
だからこそ、言葉にできなかった。
言葉にすることでしか、人は問題を認識することができない。
語るべきものを持つことは、
自己存在の基礎が何なのか、
自分のアイデンティティが何なのか、
それに気がつくことなんじゃないだろうか。

”私”がなくなったとき、
”物語”が自ら語りだす。

語られる話に耳を澄まし、感じていくのが生きるということなんだと思う。

 

スポンサーリンク
2017-05-25 | Posted in No Comments » 

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA